「………っ!!」 「なぁ? 俺のこと助けてくれるんだろ?」 あたし…。 あたしは…。 「……それで空のキズが治るなら……いいょ…」 空の目を逸らさず真っ直ぐに見上げるあたしに驚いたのか目を大きく見開いた空。 そしてゆっくり近づいてくる空の口はあたしの耳へと吸い寄せられていった。 「力抜けよ?」 「ひぁっ!!…ん」