「……で?何か用?」 冷たく放った言葉に唇をかみ締めるあたし。 「俺にあんなことされてよくこんな密室来れたな?」 目の前の空は嘲笑い。 「あたし、聞いたの!! ……美咲さんから」 「美咲さん」と言ったあたしの言葉に眉をピクッと動かした空。 ………―――― 「美咲さん!」 「んー?」 あの日から数日後あたしは、本当のことが知りたくて保健室へと脚を運ばせた。