「そこまでーっ」



シャッとカーテンを開けられてあたしと空は同時にその人物を見た。




「昼間っから盛ってんなよな?」




黒髪を流したような髪型をしたまさに“イケメン”と言う言葉が似合いそうな男の人。



あれ………?

もしかして…!?



「アンタ………南…拓也?」



目を細めてその男の子を見据える。



「まぁ……そんなとこかな?」



ふっと一瞬笑った南拓也(ミナミ タクヤ)はあたしの上からどけた空を睨み付けた。