「あんた……ひっどい顔になったもんね…」 だって…。 「昨日はいきなりいなくなるし…」 “ハァ”と溜め息をつく雪ちゃん。 「先輩となんかあったわけ?」 ん?とあたしの顔を覗いてくる雪ちゃんに抱き付いた。 そんなあたしを剥ぎ取ると「ここ外だから」冷静にそう言った。 「教室で聞くわ」 あたしの手を取ってなかなか進まない足を急がせた。