「で? 授業はどうするのかしら?」 「サボるに決まってんだろ?」 当たり前のように答える空くんに溜め息をつく美咲さん。 「海は?」 「いや、俺は出るよ」 そう言って保健室を出て行った海くんに一礼して後を追った。 優しい海くん。 意地悪な空くん。 綺麗な美咲さん。