「海、あの女呼んで来て」 海と呼ばれた男の子は、そっと保健室から出て行った。 「…お前…名前は?」 「あ、まいです」 「そ。…まいね。 俺のことは空でいいから」 空…くん? 「何?」 「えっ!? あの、海くんは…?」 「海?そろそろ来んじゃね?」 空くんがそうゆうと、タイミングよくドアが開いた。