「立てる?」 手を差し出されて“ありがとう”と言ったあたしは、その手を握って立ち上がろてしたその時…。 「いたっ…!!」 右足に激痛が走った。 何これ!? 凄く痛いよ…。 「どうしたの?」 心配そうな声が上から降ってくる。 「あ、いぇ。 大丈夫ですっ!!」 右足の激痛に耐えながらも身体を起こした。 「無理すんなよ」 「ひぁっ!!」