夏恋~それは永遠に~

外から見る充の実家は、洋風って感じだけど。


中に入ってみると、畳の部屋が多くて意外に和風だった。


「ばあちゃん、ただいま」


少し大きな声で、充がそこに居たおばあちゃんに声をかけた。


「ああ、充留。おかえり」


おばあちゃんは、ニッコリ笑った。


その笑顔が、充とそっくりだって思った。


「友達かい?」


「あっ、はじめまして。安西菜々美です」


「俺の、彼女。菜々って呼んであげて」


「菜々ちゃんかい」


「はい。よろしくお願いします」


「父さんたちは?」


「買い物行ってくるって、出かけたよ」


「たく、この時間に来るって言っておいたのに」