「離さないよ。これって、絶好のチャンスじゃん」


「えっ?」


ぐっと、身体を引き寄せられた。


「んっ・・・ちょっ!」


そのまま、キスされた。


ちょうど夕暮れどき。


まだいっぱい人いるじゃん、とか。


なんで今日会った人にキスされなきゃいけないの、とか。


いっぱい思ったけど。


いつの間にか、充の強引なキスに飲み込まれてた。


嫌じゃないって思ってしまった。


「キスの先もいい?」


耳元で、そう囁かれた。


私は、小さくうなずいた。


それから、ホテルに。