夏恋~それは永遠に~

「お昼行ってくるから」


「いってらっしゃい」


その声に送られて、私たちは外に出た。


小さな会社だけあって、すごくアットホームな感じだった。


それから、パスタのおいしいお店に連れてってもらった。


「デザートは?」


「ん、いらない」


「遠慮してる?」


「違う。欲しくないだけ」


「そっか」


私は、トマトソースのパスタ。


あいつは、オリーブ系のパスタを頼んだ。


「親には話した?」


パスタを食べながら、私に聞いた。


「まだ」