「うん」


「これが俺の仕事着だからね」


そう言って、助手席のドアを開けた。


「どうぞ」


促されて、車に乗った。


「すぐだから」


シートベルトをしながら私にそう言って、車を走らせた。


10分くらい車が走ったところで、止まった。


そこは、最近建てましたってくらい綺麗なビル。


「ここの、5階」


エレベーターに乗って、5階に行った。


そこのビルは、階ごとに違う会社が入ってるみたいだった。


「入って」


あいつの後に続いて、中に入った。


そこには、6人くらいの人がいた。