夏恋~それは永遠に~

「代表取締役ってのは?」


「俺、その会社の社長」


「えっ・・・似合わない」


ポロッと口から言葉が漏れてた。


「今、何歳?」


「25」


「25で社長?」


「大学んときから、準備してたから。これでも俺、大学で福祉の勉強してたし」


「うそっ」


「マジだよ。俺小さいときから、おばあちゃん子でさ。だから、介護とかそーゆー仕事したかったわけ」


そう言って笑った顔はとっても優しくて、思わず見惚れてしまうくらいだった。


ヤダ私。


さっきから、この人に見惚れてばっかだ。


「でも、信じられない」


まだ言い張る私に、充留がため息をついた。