夏恋~それは永遠に~

抵抗してみたものの、男の力に敵うわけもなく。


呆気なく、ベットに戻された。


「飲んで」


オレンジジュースのグラスを差し出してきた。


それを受け取って、一口飲んだ。


ホッと、息を吐いた。


「で、妊娠って?」


ベットに座りながら、充留が私に聞いた。


「だから、しちゃったんです妊娠」


「菜々は、俺が子供の父親だと思ってるんだ」


「それ以外、考えられないもん」


だって、初めてだったし。


男の人と寝るの。


それに彼氏とかもいないから、あれが最初で最後。


「ふーん」