夏恋~それは永遠に~

私は急いで、胸のボタンを閉めた。


ボタンのシャツなんて着て来なきゃよかった。


それから、ソロソロと寝室を抜け出した。


「あのっ・・・」


私は冷蔵庫から、何かを取り出してる充留に声をかけた。


「なに?」


「帰ります。言いたいこと言ったし」


「それはダメだよ。俺はまだ、言ってない」


「えっ?」


「とにかく、ベットに戻って」


氷とオレンジジュースの入ったグラスを二つ持って、寝室に戻って行った。


仕方なく、私もついて行った。


「ほらベットに入る」


グラスを机の上に置いた充留は、私に近づいて手を引っ張った。


「ちょっと!」