はっとして起きあがると、全く見覚えのない場所にいた。


「ここ、どこ?」


私が寝ていたのは、誰かのベット。


生活感があるから、どっかのホテルとかじゃないことは確かだ。


目眩に襲われてからの記憶が、ほとんどない。


ベットの上を見ると、タオルが落ちてた。


触ってみると、それは濡れていた。


おでこが冷たくなってるってことは、これがのってたんだ。


「うそ」


自分の身体を見ると、胸元のボタンがいくつか開けられていた。


「誰が?」


てか、ここどこ?


あのナンパ野郎と話してて。


ほとんど私が、一方的に怒鳴ってたんだけど。


思い出せないよ~