「今度はなんだよ」


俺は頭をかいて、菜々のあとを追った。


菜々は寝室のベットの上で、自分の鞄をごそごそとあさってた。


取り出したのは、手帳。


一生懸命、何かを探してた。


「充~」


「なに?」


菜々が、どうしようって目で俺を見て来た。


「生理、来てない」


「えっ?」


俺は慌てて、菜々の隣に座った。


「マジ?」


「うん」


「もしかして、具合が悪かったのって?」


「そうかもしれない」