夏恋~それは永遠に~

「菜々美」


「お母さん」


「これでいい?」


「うん、ごめんね。ありがとう」


私はお母さんから、喪服を受け取った。


おばあちゃんが亡くなってからすぐ、私は自分の実家に連絡した。


おばあちゃんが亡くなったことと、家には帰れそうにないから喪服を持ってきて欲しいって。


「充留君のご両親は?」


「なんとか落ち着いた」


「充留君は?」


「うんん」


私は首を横に振った。


「そう」


お母さんは、心配そうな顔を私に向けた。


「ごめん、もう行くね。手伝いしないと」