夏恋~それは永遠に~

ピクピクと何度が瞼が動いたあと、おばあちゃんの目がゆっくり開いた。


「ばあちゃん!」


充の顔に、笑顔が広がった。


もちろん、お義父さんとお義母さんと私の顔にも。


おばあちゃんは何か言いたそうに、口を開いた。


でも酸素マスクのせいで、よく聞こえない。


一瞬迷ったけど、充が酸素マスクを外した。


「ばあちゃん、俺の声聞こえる?」


小さくおばあちゃんがうなずいた。


「よかった」


「みつ・・る、なな・・ちゃ・・・」


「ばあちゃん、なに?」


途切れ途切れに、おばあちゃんが私たちの名前を呼んだ。


私と充は、おばあちゃんの顔を覗き込んだ。


おばあちゃんが、少しニコって微笑んだ。