夏恋~それは永遠に~

「俺だよ?わかる?」


おばあちゃんは、酸素マスクをつけて眠っていた。


その顔は青白く、血の気が感じられなかった。


「おばあちゃん」


私も充の手に、自分の手を重ねた。


おばあちゃんに、元気を分け与えられるようにって。


「ばあちゃん」


充が必死に呼びかけてる。


「なぁ、目開けてよ。せっかく会いに来たんだから」


「おばあちゃん、お願い」


私たちの後ろには、お義父さんとお義母さんが立ってる。


「ばあちゃん、俺の名前呼んで。充留って呼んで」


何度も何度も呼びかける充。


「ばあちゃん」


充の顔には、辛さや必死さが浮かんでた。