夏恋~それは永遠に~

食べ終わった食器は、充が洗ってくれた。


特別大サービスだって。


私はソファーに座って、ボーっとテレビを見てた。


「菜々」


「ん?」


充の声がする方を振り向くと、水の入ったコップを持って充が立ってる。


「薬飲んで。少しは楽になるだろ」


コップを持ってない方の手には、錠剤の薬が2錠のってた。


「ありがとう」


それを受け取って、ごくりと飲み干す。


「はぁ~」


「先風呂入ってきな」


「うんん。洗濯物畳むから」


コップを充に返す。


「手伝う?」