夏恋～それは永遠に～

ケータイ片手に、うどんをすする。


お行儀悪いね。


でも、緊急連絡。


充にメールを送る。


『仕事が終わったら、買い物してきてくれる？サラダにかける、ドレッシングがないの。お願いします』


最後に、お辞儀してる絵文字を入れる。


「充さん、ごめんなさい」


謝って、送信ボタンを押した。


仕事で疲れてるのに、買い物頼むなんて。


「ごめんね」


もう一度謝って、ケータイを閉じた。


１分くらいして、チャラチャラとメールの着信音がした。


「えっ？」


相手は充。


仕事が終わってから返事が返ってくると思ってたから、びっくりした。