「美希!」


「でも、まずはおじさんとおばさんに話さなきゃダメだよ?」


「うん」


「絶対二人の力は必要だから」


「はい」


「なんか、妹説教してるみたい」


「私も思った」


二人でクスクス笑った。


「で、ナンパ野郎を捜しに行くの?」


「行く」


「見つかんないと思うけど」


「そうだけど」


「まっ、好きなようにして」


「する」


それからお昼代は私が出すって言ったのに、美希はしっかり自分の分を払った。