夏恋~それは永遠に~

充は上手く波に乗ってる。


「かっこいい」


ポロッと出た言葉に、顔が赤くなってしまった。


やだ、私。


充と結婚してから、私は充のすべてに守られてきた。


身体も、心も。


いつも私を抱きしめてくれる身体は、いつ鍛えてんだろう?ってくらい綺麗に筋肉がついてる。


少し焼けた肌が、さらにそれを強調してた。


充の心は、強くて優しい。


私の心を、すべて受け止めてくれる。


充が波に乗りながら、私に手を振ってるのが見えた。


私も手を振り返す。


だ・い・す・き


熱い砂浜に、指でそう書いてみた。


私は今でも、充に恋してる。