「そうだな」


充と手をつなぎながら、ビーチを歩いた。


「海入ろう?」


「そうだな。一回ホテル戻るか」


「うん」


ホテルからビーチはすぐ近く。


歩いて5分くらい。


「充、見て~」


ホテルの部屋に着くと、菜々が部屋のカーテンを開けた。


「菜々、さっきも見たじゃん」


「いいの。何回見ても、きれいなんだもん」


広い窓からは、海が一面に見渡せた。


「今度は私がカメラだよ?」


「はいはい」


「充のサーフィンする姿撮るの」