菜々をナンパしたときに一緒に居た奴らだ。


「菜々、下ろすよ」


「うん」


菜々をそっと、地面に下ろした。


「充留、早くしろよ」


「長いやつだぞ」


「だって。してもいい?」


「何で聞くのよ」


「一応、許可を取ろうかと思って」


「いいよ」


菜々がまた、上目使いで俺を見た。


「菜々、それって無意識?」


「へっ?」


不思議そうな顔をしてる菜々の唇を、素早く奪った。


菜々のキスとは違う、長いキス。