私たちが出会ったのは、偶然で。


でもそれは、偶然じゃなくて。


あの子が導いてくれた、運命で。


役目を終えた小さな命は、あんなにも簡単に天国に旅立ってしまった。


悲しくて悲しくて、どうしようもなかった。


でも、充がいたから乗り越えられた。


「いくよ~」


私は後ろを向いて、ブーケを投げた。


振り返った先には、ブーケを受け取った美希の姿。


「次は美希だよ」


「バーカ。私はまだ、2年大学に通うの!」


「美希~」


私は階段を駆け下りて、美希に抱きついた。


「バカ、菜々美!心配したんだからね」


「ごめん」