「うん」


「菜々、もう一度言うよ」


充の優しい顔が、私の目に映った。


「俺と、結婚してくれますか?」


「はい」


菜々は少しはにかみながら、俺にそう答えた。


3回目の始まり。


1回目は、突然の結婚。


2回目は、あの子を失ってから、二人で乗り越えようって決めた。


3回目は・・・


今日、ここで。


充と私の出会った場所で。


「菜々、愛してる」


「私も、愛してる」


初めての愛してると、永遠のキスを・・・