「チョコ味じゃなきゃイヤ」


「わかった。他には?」


「ご飯のときは、ご飯に集中して」


「うん」


「今度ご飯中に仕事したら、もうご飯作らない!」


「わかった」


「それだけ」


「じゃあ菜々のお望み通り、アイス買ってくるよ」


「ダメ」


「えっ?」


「先にご飯食べてって。片付けられないから」


そう言って、私は充の腕から身体を抜いた。


キッチンに行って、テーブルの上を見た。


さっきと同じ、パソコンと資料がたくさん散らばってた。


「バカ」