「くしゅん」


「ほら。布団入って」


その言葉に、ベットの上に起き上がってた身体を布団に入れた。


「はぁ~」


ため息が出た。


「どっか辛い?」


「うんん、大丈夫」


充が心配そうな顔で、私を覗いた。


「気持ちいい」


充の手が、私の額に触れた。


「手が冷たい人ってね、心が温かいんだって」


「誰に聞いたの?」


「小学校のときの先生」


「ふーん」


「それって、ほんとのことだったんだね」