夏恋~それは永遠に~

眠っても、あまり深く眠ることが出来なかった。


夢を見てしまう。


あの子と、私と、充の夢。


3人で、笑ってる夢。


起きると必ず、涙が流れてた。


起きたとき、遠くで家のチャイムが鳴ってる音がした。


私はそれを気にすることなく、また浅い眠りに落ちていった。


菜々が出て行って3日。


俺は菜々の実家を訪れた。


チャイムを押すと、お義母さんが姿を見せた。


俺の姿を見ると、ゆっくり微笑んで家に上げてくれた。


そのままリビングに通された。


菜々の両親に結婚を申し込んだときと、何も変わっていなかった。


「コーヒーでいい?」


キッチンから、お義母さんの声がした。