夏恋~それは永遠に~

「熱下がんないわね」


お母さんが私の額に手を置いて、ため息をついた。


充の家を出て、3日。


雨に濡れたからか、あの子を亡くしたショックからか。


実家に帰ってきてすぐ、私は熱を出してしまった。


「38度5分」


体温計を見て、さらにため息をつくお母さん。


こんなに熱を出したのは、何年ぶりだろう。


頭がガンガンしたし、身体中痛かった。


「眠っていい?」


「ご飯食べて、薬飲まないと」


「いい」


そう言うと、私は目をつぶった。


食欲なんてない。


ただ、眠りたかった。