「充へ

赤ちゃん産めなくて、ごめんなさい。いっぱい泣いて、ごめんなさい。

私のせいで、仕事に行けなくてごめんなさい。迷惑ばっかりかけて、ごめんなさい。

今の私には、ごめんなさいの言葉しか言えません。充も、辛いよね?それなのに私は、自分のことで精一杯です。

泣かないように頑張るんだけど、どうしてもダメです。こんな私が、充の傍に居ていいのかな?

独りにしてなんて、ひどいこと言ってごめんなさい。ずっと傍に居てくれたのに。

充、よく考えて。私と充のつながりは、この子でした。

この子がいなくなって、私たちのつながりは無くなってしまったような気がします。

私たちは、これからどうすればいいのかな?一緒に居ていいのかな?

独りの時間をください。少し、考えたいです。     

菜々美

PS 実家に帰ります。心配しないでね。」