夏恋~それは永遠に~

「やだ。濡れてるじゃない」


「お母さん・・・」


お母さんの姿を見ると、涙が流れた。


「帰ろう」


「うん」


子供のように、お母さんに手を引かれて車に乗った。


「濡れたとこ、拭きなさい」


お母さんに、タオルを渡された。


久しぶりに嗅ぐ、家の匂いだった。


それを感じると、余計に涙が流れた。


タオルに顔を押し付けて、泣いた。


やっぱり今の私には、泣くことしか出来なかった。


身体のどこにこんなに涙があるんだろう?


こんなに泣くと、身体の水分が全部なくなっちゃう気がした。


それでも、涙は止まらなかった。