夏恋~それは永遠に~

私は電車に乗って、実家に帰ることにした。


実家しか行くところがなかった。


電車に揺られて1時間。


駅に着いた頃には、雨が降ってた。


冷たい雨だった。


いつの間にか季節が、夏から秋、冬へと移っていた。


「もしもし、お母さん?」


私は家に電話をかけた。


家のある駅に居ると言ったら、すごくびっくりしてた。


でもすぐに優しい声になって、迎えに行くと言ってくれた。


雨で空が真っ暗だった。


「冷たい」


屋根のあるところに居るのに、風のせいで服が濡れた。


「菜々美」


「お母さん・・・」