夏恋~それは永遠に~

まだまだ菜々は、この事実を受け入れることが出来ないと思う。


今までお腹の中に居た子が、急にいなくなったんだから。


俺だってまだ、信じられない。


まだ菜々のお腹の中で、生きてるんじゃないかって思ってしまう。


菜々の前では、泣かないようにしてるけど。


心は、菜々と同じ。


悲しさでいっぱいだった。


「充、きっと仕事だよ」


「うん」


「出て・・あげて」


「わかった」


ケータイはなかなか鳴り止まなかった。


菜々のもとを離れて、ケータイに出た。


やっぱり相手は、会社からだった。


「もしもし?」