「菜々、身体どう?」


「ん。大丈夫」


手術をして、3日。


私はまだベットから出れないでいた。


身体が動かないのか。


それとも、心の問題なのか。


自分でもわからなかった。


充は仕事を休んで、ずっと私の傍に居てくれた。


「起きれる?」


「うん」


私が身体を起こそうとすると、充が支えてくれた。


ベットの背もたれにクッションをいっぱい敷いてくれた。


そこに背中をつけると、起きてても楽だった。


「今日のお昼は、雑炊」


ベットの近くにある小さなガラスの机には、お盆に乗った土鍋。