「ふぁ~」


なんか、眠い。


充の前で、思いっきりあくびをしてしまった。


「菜々はこれから、お昼寝タイムな」


「へっ?」


お昼寝って、私二十歳なんだけど。


「俺もこれから仕事するし、菜々も疲れただろうから寝た方がいい」


「うん」


私が返事をすると、充が私をベットに促した。


「ゆっくり寝て」


「ん」


くしゃくしゃと私の頭をなでて、充は寝室を出て行った。


このとき私は、この子が無事に産まれてくることしか考えてなかった。


私と充と赤ちゃんと、3人で笑ってる夢を見てたんだよ?


なのに、ごめんね・・・・赤ちゃん。