~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 ネロは優雅に微笑し、スーツの裾(すそ)からさらに別の石ころを取り出した。そしてそれを指で弾き上げ、落ちてきたのを掴み取った。石に刻まれたルーンは、鍵のような文字。

「汝はアース、我が力となりて裁け!」

 ネロはルーンが刻まれたその石を指で前に弾いた。まっすぐ、麟紅がいる方へ。

「ぐわっ!」

 空気の刃が麟紅の周囲を飛び交い、身体に傷をつけていく。堪(たま)らず麟紅は後ろに倒れた。