~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「ルーン文字はその一つ一つに意味を持っとる。やけどそのルーンをさらに組み合わせりゃまた別の意味を持った違うルーンになるったい」

 珍しく常磐の額から汗が流れ出ていた。

「わいも今までいろんなルーン魔術師見てきたけど、こげん魔力持ったルーン魔術師は初めてやな。それもわれは」とネロを見据えて、「イギリス人やろ? 顔立ちからわかるで」

「英国人(ブリティッシュ)が北欧のルーン魔術を使うのはおかしいと? まあわかりますよ」

 ネロは笑って答える。ふう、と一息ついて、もう一度笑顔を見せた。

「でもそれはもう古い考え方ですよ。世界を繋(つな)ぐ連結者(ワールド・コネクタ)が現れた以上、西洋魔術は一つにならなければいけないのです」