~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 ぐあっ! と声を上げながら麟紅は吹き飛んだ。予知眼で未来は予想できるが、反応できる未来とできない未来がある。爆発で背中がヒリヒリした。

「汝はノーディズ、されば我が力となりて与えよ」

 声と同時に、コーン、と石ころが落ちる音がした。
 見るとネロの足元、石ころが落ちた場所から一本の剣がせり上がってきた。
 ネロはそれを右手でつかむと、後ろへ振りかぶった。

「汝はマンナズ、されば我が力と成りて砕け」

 左手に別の石ころを持ち、前へと投げる。同時に右手に持った剣を麟紅に向かって投擲(とうてき)した。空中にあった石ころが、ちょうどのタイミングで剣とぶつかり砕け散る。そして剣は石ころから流れ出た魔力をまとった。