「そや」
常磐がもう一度頷く。メガネの奥に、鋭い眼光が見えた。
黙りこむ麟紅をよそに、常磐はまた口を開く。
「ここで話は変わってさっき店でわいが話した爆発のことになる」
「? それが今回のことと関係あんのか?」
「大アリや」
常磐は苦虫を噛み潰したような顔を見せた。
「あそこは、あの部屋は……」
「おっと、その先は僕から説明してあげますよ」
突如、二人の背後から別の声が上がった。
二人同時に振り向くと、そこには白いスーツに白いマントの少年が一人。
「このまま放っておくと話がややこしくなりそうなのでね」
「テメエ……」
少年は、二人が今さっき話題にしていた人物だった。常磐が少年の名を呼ぶ。
「ネロ……メイル……」
常磐がもう一度頷く。メガネの奥に、鋭い眼光が見えた。
黙りこむ麟紅をよそに、常磐はまた口を開く。
「ここで話は変わってさっき店でわいが話した爆発のことになる」
「? それが今回のことと関係あんのか?」
「大アリや」
常磐は苦虫を噛み潰したような顔を見せた。
「あそこは、あの部屋は……」
「おっと、その先は僕から説明してあげますよ」
突如、二人の背後から別の声が上がった。
二人同時に振り向くと、そこには白いスーツに白いマントの少年が一人。
「このまま放っておくと話がややこしくなりそうなのでね」
「テメエ……」
少年は、二人が今さっき話題にしていた人物だった。常磐が少年の名を呼ぶ。
「ネロ……メイル……」

