「お前が? 俺に?」
「うん。わいなりに調べてみたんやけど」
「やけど?」
「何にもわからへんやった」
ガクッと麟紅はひざから崩れた。
「わからないって……、そんなこと知らせてどうすんだよ」
「何にも、やで? 何にも。人は必ず何かしらの情報をどこかに持ってるはずや。それがどこにも無い。おかしいと思わへん?」
「うん。わいなりに調べてみたんやけど」
「やけど?」
「何にもわからへんやった」
ガクッと麟紅はひざから崩れた。
「わからないって……、そんなこと知らせてどうすんだよ」
「何にも、やで? 何にも。人は必ず何かしらの情報をどこかに持ってるはずや。それがどこにも無い。おかしいと思わへん?」

