~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

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 降りしきる雨の中、麟紅とネロは見つめ合ったまま微動だにしなかった。
 そしてしばらく経って、ネロがゆっくりと口を開いた。

「雨も、だいぶひどくなってきましたね」

「……?」

「今日はこの辺にしておきますよ。僕としても、そろそろ寝たいですし」

「あ? 今から俺を殺すんじゃないのか?」

「まさか」