~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

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 窓の外はまだ雨が降っている。
 どうやら本格的に梅雨に入ったらしく、今週はほぼ毎日雨、という憂鬱な予報をテレビに教えられた。
 六月になって席替えをし、運良く窓側の最後尾に席を陣取った(もしかしたら教師から何らかの手が加えられていたかもしれない)麟紅は、授業を聞く気にもならずボーっと降り続ける雨を眺めていた。

 ネロと話をした夜から八時間ほどが過ぎた。

 あの後、こんなことがあった。