麟紅が自身を他称魔法使いとする理由は二つほどある。
一つは麟紅の右目にある。
黄水晶(シトリンカラー)の瞳を有する右目は、予知眼(よちがん)という眼力を持った目である。能力は、文字通り未来を予知する力。
麟紅はこの予知眼を魔法と思っていない。眼力自体は魔法的力なのだが、麟紅の考える魔法といえば杖を持って呪文を唱えたり、札を使って呪いをかけたりすることであるからだ。
もう一つの理由は、麟紅の閉じた左目にある。
一つは麟紅の右目にある。
黄水晶(シトリンカラー)の瞳を有する右目は、予知眼(よちがん)という眼力を持った目である。能力は、文字通り未来を予知する力。
麟紅はこの予知眼を魔法と思っていない。眼力自体は魔法的力なのだが、麟紅の考える魔法といえば杖を持って呪文を唱えたり、札を使って呪いをかけたりすることであるからだ。
もう一つの理由は、麟紅の閉じた左目にある。

