ふと、麟紅が時計を見ると、時刻はもう十一時を過ぎていた。
「やっべ! 閉店時刻三十分も過ぎてる!」
「マジか! 常磐! おれたっちもさっさと帰るぜよ!」
「おう! ほなぐらりん、また明日!」
二人でそれだけ言って、足早に帰っていった。支払いはもう済ませたからいいけど……
「片付けぐらい手伝ってけよ……」
それから麟紅が店主に帰ることを告げて店を後にするまで、十分ほどかかった。
「やっべ! 閉店時刻三十分も過ぎてる!」
「マジか! 常磐! おれたっちもさっさと帰るぜよ!」
「おう! ほなぐらりん、また明日!」
二人でそれだけ言って、足早に帰っていった。支払いはもう済ませたからいいけど……
「片付けぐらい手伝ってけよ……」
それから麟紅が店主に帰ることを告げて店を後にするまで、十分ほどかかった。

