~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

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「あいつがやってきてまだ一日も経ってねえ。あいつになんか目的があるのか、悪巧みでもしてんのかどうかはまだはっきりしねえが、」

「なんかありそうなのは確かやな」

 麟紅の言葉を常磐がつなぐ。そして丁次も口を開いた。

「でも【教会】認定の司祭(ビショップ)にゃんだろ? そうそう何か仕出かすとは到底思えんぜよ」

「もしかしたらその【教会】が一枚かんでる、って可能性も無くはないか?」

「いや、その可能性はあんまりないで」