「なあ、ぐらりん……」
腰掛けた途端、常磐が箸を止めて呟いくように言った。それが自分に向けての言葉と気づいたのは、数秒後のこと。
「なんだぐらりんって」
「御冠神楽麟紅(みさかぐらりんく)で真ん中とってぐらりん。凄いにゃろ? おれっちが考えたんだぜい」
常磐の代わりに丁次が答えた。そうかそうか、何をわけのわからんあだ名を勝手に作ってるんだ後でぶっ飛ばす。
腰掛けた途端、常磐が箸を止めて呟いくように言った。それが自分に向けての言葉と気づいたのは、数秒後のこと。
「なんだぐらりんって」
「御冠神楽麟紅(みさかぐらりんく)で真ん中とってぐらりん。凄いにゃろ? おれっちが考えたんだぜい」
常磐の代わりに丁次が答えた。そうかそうか、何をわけのわからんあだ名を勝手に作ってるんだ後でぶっ飛ばす。

