~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 続けてカーキーが立ち上がり、

「じゃ、璃寛も行っちまったしここらで解散とすっか」

「あ? なんだ、集めといてもう終わりかよ」

「集合かけたのは俺じゃなくて朽葉だ。ネロ君の紹介はどっちかっつーとついでだよ」

 麟紅の問いに、カーキーは流すように答える。藍奈の横で朽葉が苦笑いしているのが見えるが、そんなにはっきりついでとか言ったらネロに失礼だと思うが。

「お帰り会しないの?」

 と檸檬が場の空気を和ませる一言。