~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

「兄さんもいいよって顔してますし、決定ですね!」

「ちょっと待てよ! 誰がいい言(つ)った!? 御冠神楽家の現当主は俺だよな!? 俺の意見は反映されねぇの!?」

「グラリン! テメェまた一人でハーレムランドか!?」

「話がこじれるからテメェは黙ってろクソがぁあああ!!」

 ガシィとへらへら笑う常磐の胸倉を掴む麟紅。
 とそこで何を思ったか藍奈が優雅に笑う。

「そうね、じゃあシオンの好意に甘えてお世話になろうかしら」

「なっ!!」